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トリフォノフの素晴らしさ

ダニール トリフォノフ

ダニール トリフォノフは、1991年生まれのロシアのピアニストです。多くの国際コンクールで入賞を果たして有名なピアニストですが、特にも、2010年、第16回ショパン国際ピアノコンクールで第三位に入賞し、マズルカ賞を受賞したことは、多くの人の知るところでしょう。同じシーズンに、ルービンシュタイン国際ピアノコンクールでも優勝、さらに第14回チャイコフスキー国際コンクールにおいても、第一位そして全部門のグランプリに輝き、その知名度をさらに上げました。

この頃のトリフォノフは、20歳前後です。すでに一流ピアニストとしての地位を獲得していました。

トリフォノフの師匠は、セルゲイ ババヤンです。

トリフォノフの演奏

トリフォノフの演奏は、完璧なテクニックと共に、類まれな洗練されたセンスと、素晴らしい想像力によるもので、時にその演奏の解釈の評価が分かれることもあるそうです。これは、巨匠と言われるピアニストの多くがそうであるように、演奏の個性が際立ち、聴く者に深い印象を与えることとなっているということだと思います。

ショパンコンクールの時の「舟歌」の演奏をネット上で鑑賞することができますが、何度聴いても心が震えます。曲に命が宿るとはこういうことかと、感服します。あくまで個人的な感想ではありますが、多くの方が同じように感じておられることは明白です。

天才、と言ってしまうのは簡単ですが、その才能に磨きをかけ続ける努力というのは、凡人には計り知れないものです。生ではなくとも、トリフォノフの演奏に宿る音楽の息吹を聴くことのできる幸せに心から感謝しています。

作曲家として

世界各国でのリサイタル、主要オーケストラとの共演などを経緯し、世界的な財団などからも多くの賞を授与されているトリフォノフですが、傍らで、作曲活動も行っています。ピアノ、オーケストラ、室内楽のための作品を手がけているとは、とどまるところを知らない才能ですね。

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