セルゲイ ババヤン
前の記事で、トリフォノフの師匠として名前を挙げた「セルゲイババヤン」というピアニストについてご紹介します。1961年、アルメニアの音楽一家に生まれたババヤンは、6歳からピアノを始めました。カサドシュ国際コンクール他、数多くの国際コンクールで優勝の経歴があり、中でも1991年の第一回浜松国際ピアノコンクールの優勝は、日本人にとって、馴染みがあるのではないでしょうか。世界各国の交響楽団、管弦楽団と共演、引く手あまたで、世界各地の名高いコンサートホールの舞台に立っている、超一流のピアニストです。
ババヤンの演奏
ババヤンの演奏は、類まれな色彩感覚を持つその音色、と、壮烈なエネルギーがあり、「天才」と、評されてもきました。深い解釈と洞察力により、多種多様なレパートリーと向き合っています。
ババヤンの録音
ババヤンは、ドイツ グラムフォンと専属録音契約を結んでおり、「ラフマニノフピアノ作品集」は、世界中から注目を集めました。また、プロコフィエフの作品を、ババヤンが自ら編曲し、マルタアルゲリッチとともに録音したアルバム『プロコフィエフ フォー トゥー」などがあります。
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